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山田緑地     小倉北区山田町  [[2013/03/30
 

 
山田緑地は、山田弾薬庫跡地に設置された、森の自然に触れ、体験し、学習したりする区域とともに、環境保護が優先される区域を有する緑地です。森の自然の中で遊び、体験し、学習したりする区域が約48.5haある利用区域です。現在の植生を生かし、自然に触れ、親しむ区域が約30haある保全区域です。人の立入りが禁止された、人が管理しない区域が約70haある保護区域です。

1934年(昭和9年)、旧陸軍により山田弾薬庫は建設され、使用され始めました。しだいに弾薬庫は拡張され、昭和16年頃には、現在の跡地の規模になっていました。終戦の1945年(昭和20年)、山田弾薬庫は米軍に接収され、朝鮮戦争、ベトナム戦争に弾薬庫として使われました。1972年(昭和47年)に米軍より全面返還され、大蔵省(現財務省)の所管となりました。その後、国・地元・保留地の三分割処理が答申されました。

山田弾薬庫跡地は、北九州市のほぼ中央に位置する緑に覆われた丘陵地で、約344haの面積があります。弾薬庫であったため、人の出入りが制限され、自然が残されました。残された自然を生かす利用方法が検討されました。1995年(平成7年)に森の家が完成し、山田緑地が部分開園されました。山田弾薬庫跡地の南側は山田緑地となり、北側は防衛省が管理しています。

山田緑地は2000年(平成12年)に全体が整備されました。「30世紀の森づくり」を基本テーマに、北九州市の整備計画が策定されました。全体は利用区域、保全区域、保護区域に分かれていて、3区域合計で約143.5haになります。入口付近の森の家、芝生広場、森のゲートまでの間や森の中のエコパークなどの施設が利用区域です。森のゲートの先に自然観察路があり、森のゲートで自然を守るため、人数を制限しての入場になります。自然観察路の周辺は保全区域です。保全区域の奥は保護区域で、来園者は入れません。貴重な自然が保護されています。

入園料は無料で、休園日は火曜日です。駐車料は普通車で300円です。
イベント情報や施設の案内などは、山田緑地の公式サイトをご覧ください。公式サイトは次の通りです。
   http://yamada-park.com/  
県道51号曽根・鞘ヶ谷線の山田緑地入口交差点を西に行きますと、山田緑地駐車場に入って行きます。駐車場の前に入口があります。山田緑地に入園すると、広大な芝生広場が広がっています。
入口から右手に行くと、森の家があります。芝生広場からの森の家です。
森の家は巨大なログハウスで、1995年(平成7年)3月、1年5ヶ月かかって完成しました。カナダのブリテッシュ・コロンビア州の米松の丸太が約800本使われています。
森の家の丸太は直径平均45cm、長さは長いもので12mあります。延べ床面積2,316uある日本最大級のログハウスです。
森の家は一部2階建てで、この展示ホールは吹抜けになっています。展示ホールでは、山田緑地の動植物の生態が学べるようになっています。
   
森の家の横を右手に歩いて行きますと、道は左右に分かれています。左は、森の中にエコプレイパークがあり、最後に訪ねます。右は、道の側や水辺に野の花が咲いている野草広場です。そちらに進みます。野草広場の入口に案内図があり、その先の様子です。  
   
野草広場を進むと、先の方に山が見えてきました。
   
野草広場の中に細く小さな流れがあります。水辺の植物が生え、水中の小動物が活動しています。  
   
道の反対側にガマの池があります。ガマやフトイが生えています。
   
野草広場の先に森のゲートがあります。ここからは自然を守るため、人数を制限しての入場になります。トイレはここと森の家と芝生広場の横、それと駐車場にしかありません。危険防止のため、入場時間が記入された用紙に住所・名前や連絡先を記入します。帰って来た際は、退場時間を記入します。
山田緑地では、イノシシ、マムシ、スズメバチも出没します。その時は静かにやり過ごしましょう。
森のゲートからの自然観察路は、右・真っ直ぐ・左と道が三つに分かれます。
 
   
右の道を進みます。上り坂を登って行きますと、左手にあずま屋があり、その前に池があります。森の池です。
   
森の池は、弾薬庫時代に造られた貯水池です。昆虫や魚が生息する池になっています。森のゲートから森の池まで330mです。自然観察路の案内は整備されていて、森のゲートを中心に行程が表示されています。  
   
森の池からとんぼの池の途中に、左に入って行く中の道があります。中の道は直接ドングリ峠に到る道です。とんぼの池に向かいます。ここからとんぼの池は220mで、森の池からとんぼの池は640mです。
   
とんぼの池は森の池の上流の貯水施設でした。堰堤部にある展望所が工事中でしたので、そこから眺めることはできませんでした。現在は土砂が堆積して、水深が1.5mになっています。トンボ・カゲロウ・トビゲラ・ゲンゴロウなどの水生昆虫の生息地になっています。  
   
とんぼの池横の道沿いに、この様な穴が開いた塀が立っています。穴は野鳥観察窓で、池にやって来た野鳥を観察できるようになっています。
   
とんぼの池の側を通って行きますと、あずま屋があり、右手奥に行く道があります。アゲハの谷への道です。道の左は谷川が流れています。  
   
とんぼの池から300mで、アゲハの谷は行き止まりになります。とんぼの池に戻ります。
   
とんぼの池の奥を進みます。池に水が流れ込む所が木道になっています。山の中に自然観察路がつくられています。ドングリ峠・ヤマモモ峠・イノシシ峠の三つのコースがあります。三つは連続していますが、それぞれが森のゲートに戻れるようになっています。とんぼの池からドングリ峠まで840m、四の谷まで1,350mです。
木道を渡ると、丸太の階段が続いています。そこを登ると、この木道があります。
   
一旦降ると、木製のベンチのある休憩所があり、その先はこのような雑木林になります。  
   
ドングリ峠です。左に中の道を下りて行くこともできますが、真直ぐ進みます。
   
下り坂になります。途中にベンチがある休憩所がありました。  
   
下り坂を下り切った所です。谷川は枯れていました。
四の谷です。右手前から来ました。左に行けば森のゲートまで280mです。中央奥のヤマモモ峠に向かいます。ここから330mです。
ヤマモモ峠への上り坂です。自然観察路は丸太の階段が多いのですが、ここは110段続きます。階段の先で視界が開け、一息つけます。
   
ヤマモモ峠です。雑木林を通って行きます。サンショウウオの谷まで440mです。  
   
ヤマモモ峠からの下り坂です。
   
サンショウウオの谷です。この谷間を下って行けば森のゲートに到る三の谷です。先の方に木製の階段があります。イノシシ峠への登り道です。
イノシシ峠への上り坂です。  
   
イノシシ峠の茂みの中に水溜りがあります。ここはイノシシのぬた湯です。体の寄生虫を落とすために、イノシシが泥浴びをする所です。
   
道の先に土が露出した穴があります。イノシシが泥浴びをする場所です。  
   
イノシシ峠を下り切った所です。谷間を進みます。二の谷です。
   
二の谷から三の谷に向かいます。その途中に小さな池があります。ここでカエルやカスミサンショウウオが産卵し、夏にはトンボが産卵します。
この先三の谷を右折して、森のゲートに戻り、退場時間を記入してゲートを出ます。
森のゲートを出ると、野草広場への道が伸びていますが、右手に平行して伸びている道があります。そちらを進むと、樹木園に着きます。  
   
山田緑地はブナ科の常緑樹を中心にした照葉樹林です。この樹木園では、山田緑地に自生している樹木を中心に、たくさんの樹木が紹介されています。森の家に近い方に樹木園の案内図があります。
   
樹木園の先、森の家に近づくと、エコプレイパークの入口になります。その入口の左手に湿性生態園があります。人工的に溜池をつくり、そこにアメンボや水生昆虫がやって来て、生息しています。  
   
湿生生態園の横を通って、谷を登って行きます。木の階段があり、そこを登ってエコプレイパークに行きます。
   
エコプレイパークには4つにデッキがあります。これは樹木のデッキです。  
   
樹木のデッキの上からは、南側の鷲峰山山頂の平和観音が見えます。
鷲峰山については、「北九州点描」の「大興善寺」をご覧ください。
   
次の観察デッキです。  
   
観察デッキのすぐ先に、この石標があります。陸軍と刻まれています。終戦までここが旧陸軍の軍用地であったことを物語っています。これを含めて、次の展望デッキまでの間で3個見ることができました。
   
展望デッキです。ここからは、山田緑地が北九州市の中央部にあることが分かります。南側は緑の山地ですが、北側は180°展望が望めます。  
   
展望デッキから東側の眺望です。右側の山は標高597.8mの足立山です。市街地は小倉北区の南部です。
展望デッキから北東側の眺望です。市街地は小倉北区の北部で、中心地です。中央の樹木の一番高い位置付近が小倉駅です。山がつながって見えますが、右側山が途切れた位置が関門海峡の関門橋が架かっている場所です。
展望デッキから北側の眺望です。市街地は小倉北区の北西部です。その先煙突が左右につながっています。右側は小倉北区西港で、そこから左側に戸畑区、若松区と北九州の沿岸に工場地帯がつながっています。
展望デッキから西側の眺望です。その右手前の北西側の眺望では、山田弾薬庫跡地の北側の防衛省が管理する区域の山地が見えます。その左側の眺望です。手前は、左側が西奥の山田緑地で、右側は山田緑地外の西側と北側です。先の山は、右手前が八幡東区の標高622mの皿倉山で、左奥が八幡東区と八幡西区の境界上にある標高618mの権現山です。
皿倉山については、「北九州のみどころ」の「皿倉山」をご覧ください。
展望デッキから先は下りになります。下って行った所に見晴らしデッキがあります。塔状でなく、崖から突き出たデッキです。見晴らしデッキからの眺望です。芝生広場が見渡せるようになっています。
森の家の反対側の芝生広場に出て来ました。芝生広場の横にはゆるやかな流れの人工のせせらぎがあります。せせらぎは、幼児も安心して水遊びをさせられます。その流れは、森の家の側から発して、芝生広場の奥の池に流れ着きます。
芝生広場の奥から見た森の家です。森の家から左手に行き、野草広場を通って森のゲートに着きました。森のゲートからは、とんぼの池を経由して自然観察路のドングリ峠・ヤマモモ峠・イノシシ峠コースをたどり、森のゲートに戻って来ました。森のゲートを出て、樹木園を通り、エコプレイパークに入って、芝生広場の奥に戻って来ました。


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